Hachi Medida

007 未来への宿題

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再生最善線

サーキュラーエコノミーの実現、その道のりは容易ではない。自然との共生において、自然界で分解できないプラスチックをどうするのかも課題の一つだ。一度つくった資源を「再生」すること、それは地球再生とも重なる。プラスチック資源の再生を中心に日本、そして世界でどのような「再生」が行われているのか。その最善策を探っていく。


株式会社esaは、複合プラスチックを再生可能な高品質ペレット「Repla®」として蘇らせる技術で地域リサイクルの新しいモデルを実装している。実績を重ねる一方で、BtoBビジネスのため一般の生活者には馴染みが薄い点が課題となっている。そこで、近畿大学と産学連携。経済学部の学生たちに、「Repla®」の魅力を伝える施策をコンペ形式で募った。

最優秀賞に輝いたのは「ホテルのアメニティをRepla®製に変更し、宿泊後に回収・分別して再度Repla®製品に生まれ変わる循環型の体験をデザインする」という施策だ。「自分のゴミ分別が未来の製品をつくる」というメッセージとともに、宿泊者に再生素材を活用した製品の使用から再生につなぐ分別まで、循環型社会の実現に向けたスートーリーを体験してもらうことで、環境負荷を軽減する当事者意識を誘発する狙いだ。多くの人が抱いている「1日でアメニティを使い捨てるのは勿体ない」という気持ちや非日常における特別な体験は行動変容につながりやすい。認知度向上に加え「Repla®」の量的活用に向けた具体策が織り込まれている点も秀逸だ。

次は、私たちの番である。賞賛するだけで終わってはならない。素晴らしい施策をいかに社会実装するかは、現役世代が解くべき宿題だ。環境危機を将来世代とともに解決するために、一刻も早くとりかかりたい。

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