
里山式 ー Photo Book ー
野生動物の生きる世界と人の営む世界との境目となる里山。人が手を入れ続けていくことで調和が保たれ、その自然の恵みが里の暮らしを支えてきました。自然と人が織りなす四季折々の姿。里山からのお便りを写真とともにお楽しみください。
特別豪雪地帯の小滝集落に、待ち侘びた春がやってきた。この冬は警報級の大雪だった。
4メートル以上もの積雪の下でじっと眠りつづけた福寿草は、雪が溶けると同時に一斉に芽を出し、黄金色のシルクのような花びらを咲かせる。根っこは強心剤としても服用される、縁起の良い春告花だ。


小滝を潤す冷涼な雪解け水は、今年もお米を美味しく育ててくれるだろう。

雪解けと同時に桜が満開になる小滝。ところどころにまだ雪が残っている。

雪の重みで平らになった枯れ草の壁。そこで冬眠から覚めた虫たちと戯れる猫。

春一番の山の幸、コゴミやタラの芽などの山菜採りに巾着リュックを背負って出かけるおばあ。リュックいっぱいにして帰ってくるのは楽しみだけど、クマに出会わないかちょっと心配。
【撮影地 長野県栄村 小滝集落について】
長野県の最北端に位置する「長野県栄村」。積雪量日本一(1945年7m85cm)を記録したこともある日本有数の深雪地帯で、日本の原風景が色濃く残る地域でもあります。「小滝」は栄村内に31ある集落のひとつ。日本一の大河である千曲川(信濃川)沿いに14戸の家々が佇む小さくも美しい集落です。
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