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Spring / 002

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里山式 ー Photo Book ー

野生動物の生きる世界と人の営む世界との境目となる里山。人が手を入れ続けていくことで調和が保たれ、その自然の恵みが里の暮らしを支えてきました。自然と人が織りなす四季折々の姿。里山からのお便りを写真とともにお楽しみください。


Spring  / 002

2025年5月3日。春本番の陽気とともに「すじまき」と呼ばれる米の種まきと育苗が行われました。集落中の男衆(おとこしょ)が集い、皆で力を合わせて作業を進める毎年恒例の大切な行事。ここから米作りが一斉に始まります。


「すじまき」の1週間ほど前から、種になる「稲」は水に浸して発芽を促してある。眠りから覚めた稲の端には小さな白い膨らみができていた。



柔らかい土に稲を寝かせ、その上に土を被せる。数日間は温度管理を徹底。発芽までの大切な時間になる。


炎天下の屋外では、浅くて平らな「苗代(なわしろ)」を作るのは若者たちに任されている。垂直に立てた板で周りを囲い、ビニールを敷き、重石を置き、水を張る。発芽した稲を移し、強い苗に育ちますように、という想いを込めて、苗の成長を見守る。

まだ雪が残る山を背に、皆で田畑で汗をかく。小滝は今日からますます忙しくなっていく。

【撮影地 長野県栄村 小滝集落について】

長野県の最北端に位置する「長野県栄村」。積雪量日本一(1945年7m85cm)を記録したこともある日本有数の深雪地帯で、日本の原風景が色濃く残る地域でもあります。「小滝」は栄村内に31ある集落のひとつ。日本一の大河である千曲川(信濃川)沿いに14戸の家々が佇む小さくも美しい集落です。


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