
里山式 ー Photo Book ー
野生動物の生きる世界と人の営む世界との境目となる里山。人が手を入れ続けていくことで調和が保たれ、その自然の恵みが里の暮らしを支えてきました。自然と人が織りなす四季折々の姿。里山からのお便りを写真とともにお楽しみください。
ぽかぽかとした日差しに鼻歌まじる、小滝の春。色鮮やかな花々や虫たちで集落は賑わいます。
女衆(おんなしょ)は花壇の手入れをしたり、山菜で保存食を作ったりと、玄関先であれやこれやと勤しむ様。自然に寄り添い、日々の野良仕事を愛おしむ習慣が根付いています。



手揉みを繰り返し、時間をかけて干すことで、繊維の柔らかい乾物になるゼンマイ。優しく揉み押す、両手の力加減が肝心。

新鮮なゼンマイは緑がかった色。

乾燥が進むにつれ茶色に変色する。

古い電柱は花壇の縁に再利用。道具も、生き物も、里山も、その全てを大切に想い、丁寧に接する小滝衆の心はとってもあたたかい。
【撮影地 長野県栄村 小滝集落について】
長野県の最北端に位置する「長野県栄村」。積雪量日本一(1945年7m85cm)を記録したこともある日本有数の深雪地帯で、日本の原風景が色濃く残る地域でもあります。「小滝」は栄村内に31ある集落のひとつ。日本一の大河である千曲川(信濃川)沿いに14戸の家々が佇む小さくも美しい集落です。
次のお便り
前のお便り
writer |
8 編集室

ー シリーズ別に探す ー