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マインドフルネスで宇宙に開かれましょう

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「疲れたな」と感じた時、心を落ち着かせてくれる方法は何ですか?たくさんの情報が溢れ、目まぐるしい変化が起きている今の社会。どうしたら心を楽にできるのか。この連載では心理学者・臨床心理士の黒川由紀子さんに「マインドフルネス」を軸に、心を豊かにするためのヒントをご紹介いただきます。


 私たちは、地球の外に出なくても、宇宙の一部である地球に居ます。考えや気持ちが窮屈になったときは、空を見上げ、視界を広げてみませんか。からだがこわばってしまう時は、イメージの中で、空高く上ってみませんか。呼吸を続けながら、空をめざして上ってみましょう。高所恐怖症の方にはお勧めしません。

今居る場所から、宇宙に向かって少しずつ上っていく自分をイメージしましょう。イメージの世界でからだを動かしていきます。部屋を出て地面に立ってみる。そして少しずつ上へ上へと上っていきましょう。屋根より高い所、ビルより上、電波塔のあたりまで上りましたか。もっと上って山の上まで。今、どんな景色が見えているでしょうか。街、道路、畑、川、海。雲に近づきましたか。雲より高く上がったら、眼下を見下ろしてみましょう。伊豆半島、隠岐の島、日本海、太平洋、広大な水田や山なみが見えるかもしれません。もっともっと上って、地球の外に出てみましょう。地球はどのように見えているでしょうか。宇宙飛行士たちが言うように「青い」でしょうか。大陸、都市の光、砂漠、草原、ヒマラヤ山脈が見えるでしょうか。ゆっくり眺めながら、呼吸に意識を向けていきましょう。そしてやさしく、静かに今の自分の状態に注意を向けていきます。からだ、気持ち、考えがどうなっているでしょうか。

しばらくしたら、少しずつ降りていきましょう。雲の上、雲の中、山々の上、街の上空、畑や住宅地、そして地面にそっと着地しましょう。今の自分はどのような状態か気づきを向けていきましょう。からだがほてっているかもしれません。すがすがしい気持ちかもしれません。考えは浮かんでいるでしょうか。イメージの世界で想像力をふくらませれば、いつでもどこでも自由に行くことができます。どんな時でも自分の状態に気づいていくことが大切です。

 

マインドフルになるおすすめのスポット

駒沢公園。広い公園内には、静かに散策したり、座って瞑想できるスポットがたくさんあります。周辺には素敵なカフェもありますから、歩くマインドフルネス、大地を感じるマインドフルネスなどを試してみてはいかがでしょうか。

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writer | 

黒川 由紀子

心理学者、臨床心理士。上智大学名誉教授、黒川由紀子老年学研究所所長。特に高齢者の心理臨床を専門とする。これまで医療機関や福祉施設等で認知症の人への心理療法を専門職やボランティアと共に行ってきた。現在回想法グループ、自分史年表講座、マインドフルネスの会、歌・音楽を楽しむ会等を運営している。年を重ねる豊かさを多世代で共有できたらよいと考えている。

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