Hachi Medida

009 再生というフロンティア

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再生最善線

サーキュラーエコノミーの実現、その道のりは容易ではない。自然との共生において、自然界で分解できないプラスチックをどうするのかも課題の一つだ。一度つくった資源を「再生」すること、それは地球再生とも重なる。プラスチック資源の再生を中心に日本、そして世界でどのような「再生」が行われているのか。その最善策を探っていく。


「プラスチック資源循環戦略」が策定された日本では、2030年に向けて使い捨てプラスチックの排出量25%削減、容器包装の6割をリユース・リサイクル、プラスチックの再生利用を倍増、バイオマスプラスチック導入が目標に掲げられている。

メーカーをはじめとする企業が対応に向かう中、先んじてリサイクル材の利用に取り組んできた企業がある。容器事業を柱に、開拓者精神で製品づくりに臨むホッカンホールディングス株式会社である。グループ会社の東都成型株式会社では、ヘルスケア製品の容器などに再生プラスチック素材を採用し、市場導入も果たしている。

特筆すべきは、自社グループ工場で排出されるプラスチック端材の再利用法である。ゼロエミッションを標榜するうえで、自社グループ工場で出るプラスチック端材だけでは量的な安定が見込めないという課題があったが、複合プラスチックの再生技術に強みを持つスタートアップとのアライアンスに可能性を感じたという。

同社が扱っていない複合プラスチック素材を供給するパートナーを迎えて再生の環を拡張する戦略は、より多くのプレイヤーと共創できる循環型社会の基盤づくりともいえるだろう。結果、プラスチック端材を活用した製品の導入先にも多様な広がりが実現した。

社会から必要とされる製品が、便利なもの、見栄えの良いものだけでなく、環境負荷を抑えながらコスト的にも見合うものへの需要も高まる中  、同社の挑戦は加速するだろう。創業以来貫いてきた開拓者精神が向かう先には、人と地球の共生へと続く未開のマーケットが広がっているのだ。

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