Hachi Medida

# 2 住まい探しでのAI共同作業

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日々進化するAI。
ものすごく便利な部分もありつつ、どんなふうに使っていけると良いのか?
衣・食・住といった「暮らし」につながる観点で、個人的な活用シーンや得られた気づき、世の中の「暮らし」に関わるAI活用事例などを発信する連載コラム。
vol.2では、「住まい探し」での具体的な活用の仕方を深掘ります。


「住まい探しでのAI共同作業②」

前回vol.1では、私が住まい探しでAIを使う際のおおまかな観点をご紹介しました。

今回は、その整理の仕方・AIを活用したマーケット分析について具体的なお話をします。(普段使い慣れている方は既知の内容だと思います)

まず、住まい検討に限らず、あらかじめ決まったテーマで何度も同じような内容を繰り返す場合は、システムプロンプトを組んでおくと便利です。その際には、AIにロール(役割)を付与すると動きが明確になりアウトプットの精度が上がります。

また、システムプロンプトの組み方もAIに要件を伝え、AIが自分でまとめる方法が、今は一般的です。プログラミングの知識がなくても、擬似コードとして日本語で処理の動きや要件を的確に伝えることでAIが自分自身を動かすコードを生成してくれます。

例えば、前回、住まい検討の流れを、❶検討軸の整理❷エリア分析❸物件分析❹資金計画とお伝えしましたが、この流れ自体も改めてAIに整理してもらい、その過程で必要な要素を整理してもらいました。

これも、まだ素案レベルなので、AIと会話しながら自身の検討が進むように要望を加えアレンジをしていくことで、自分自身が使い勝手のよい構成に変更をかけていきます。

今回は最終的に以下のようなプロセスでまとめました。

(STEP.1) 志向性を確認整理してもらい検討軸の整理をする

(STEP.2) マクロで市場価格推移、今後予測などをグラフで視覚化しマトを決め、大枠の資金計画でレンジを決める

(STEP.3) 具体的な検討物件を提示し、現地比較・生活環境を数字で横並びで比較検討し、購入スケジュールと実行タスクを整理する

 

「何度も使用する」ことを前提に、STEP.1、2は基礎要件に変更なければ割愛、STEP.3から始められるような仕組みを組んでいます。(図はAIで生成)

このように何度もAIとやりとりをする際は、都度Good/BadやGO/NOGOなど、結果を明確に伝えることと、基本的に「褒める」などポジティブな反応をすると挙動の正確性が上がると言われています。また、比較検討などで同じ項目/条件で毎回出力したい場合、擬似コードのままだと出力内容がブレるので、そうした項目はあらかじめJSONコードなどを用いて出力を均質化しておくことも有効です。

 

例えば、こういったアウトプットを生成する際に(あくまで検証用で点数は仮)

項目やその判断ロジックがブレないようにこのような形で、内部処理をJSONで安定化させます。(こちらもあくまで検証用)

この辺りの処理、一見難しいように見えますが、AI自身が生成するためそこまで難しくはなく、都度①②を繰り返すと知識がなくても改修の指示もでき、アウトプットが安定していきます。

①AIにシステムプロンプトを生成してもらう
②実際に別チャットで①を入力し試運用〜希望するアウトプットになるか検証
③②の改修要望を、AIが読み込みやすいようにシンプルに要件化し①を繰り返す

 

使用するAIやプランによって使える機能に差分がありますが、例えばキャンバス機能(AIエージェントとの対話を通じて生成されたテキスト、コード、画像などを、リアルタイムで操作・編集できるインタラクティブなワークスペース提供機能)を使うとこれまでご紹介した内容で、以下のような各物件の比較検討シートをまとめたり、検討物件ごとの資金計画プログラムが作れたりするので家族間で共有し、検討するときなども便利ですよね。

ここまでお話ししたテクニック、既に一般的ではありますが、改めて整理すると、

 

❶ゴールと役割(ロール)をはっきり指定する(専門性/キャラクター/回答のスタイル)

 →何を得たいのか?を伝え、どんな観点で回答するかを指定しブラさない

❷システムプロンプトはAIに作らせる(試運用PDCAを回す)

 →AIで作り改善点を指摘した方が抜け漏れがなくMECEな機能が作れる

❸AIは「結果をできるだけ明確に定量で伝え、褒めて伸ばす」
 →次の行動が明確に。(あと褒められたらやる気出ますよね)

❹出力フォーマットを決めておく

→何度も同じアウトプットをする場合、JSONコードなどで生成内容を均質化する

 

AIと協働していく上で、上記要素は欠かせないので、今後AI活用をスタートされる方は、ぜひここから始めてもらえたらと思います。

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杉さん

40代パパ。広告制作会社・広告代理店の海外駐在を経て、事業会社でToB向けに事業開発・マーケティング支援や、社内でAIを活用した生産性改善のほか新規サービス開発をリード。個人でもWEBマーケや事業コンサル・イベント企画運営などの事業を展開。Web3.0周りの勉強中。

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