Hachi Medida

002 善なる道へ

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再生最善線

サーキュラーエコノミーの実現、その道のりは容易ではない。自然との共生において、自然界で分解できないプラスチックをどうするのかも課題の一つだ。一度つくった資源を「再生」すること、それは地球再生とも重なる。プラスチック資源の再生を中心に日本、そして世界でどのような「再生」が行われているのか。その最善策を探っていく。


気がつけば、プラスチックが悪者になっていた。熱処分で地球温暖化が進み、猛暑や豪雨など地球規模の気候危機を引き起こす。海洋投棄で海洋生物の生態系を破壊する。利便性だけに光が当たってきたこれまでと違い、自然の力では分解できないという不都合な真実を見過ごせない状況になっている。

しかし、脱プラスチックの動きも見られる環境先進国と比べ、日本は危機意識が低い。世界第2位の廃プラスチック輸出大国。受け入れ先だった中国が生活由来の廃プラスチックの輸入を禁止した後も、東南アジアや台湾に輸出するだけで抜本的な対策を取ってこなかった。

この問題にテクノロジーとクリエイティブで挑むスタートアップがある。台湾由来のプラスチックリサイクル技術を持つesaである。台湾は国土が小さく、温暖化で海面の水位があがれば甚大な影響がある。強い危機意識のもと家業で廃プラスチック問題に取り組んできた人物らが開発したソリューションで、地球を再生する仕組みを社会に実装するという。世界で最も複雑で難易度が高い日本の廃プラスチック問題が手始めだ。立ちはだかるのは「複合プラスチック」である。

真の悪はプラスチックではない。責任から目を逸らす行為である。esaの今後に、私たちが選ぶべき最善の策を見出したい。

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