
宇宙へと続く青い空。月がそろそろと動き、星が広がる夜空。雲がもくもく湧き、稲光に揺れる嵐の空。蝶が舞い、飛行機が飛ぶ空。皆様は日々空をながめることはありますか。
空を意識してながめながら、ゆったりとマインドフルネスの練習をするのはいかがでしょうか。
空をまっすぐ前に見る。たとえば海、たとえばお山のてっぺん、たとえば果てしのない草原。ビルが無く、平屋が並ぶ住宅地。都会で暮らす私にとって、空はいつの間にか「見上げるもの」になったことに気づきます。
朝早く、大好きな神社で静かに空を見上げる時間が好きです。大イチョウや栃の木々の葉が揺れる間に動く空をながめていると、広大な空間とつながるように感じます。過去から未来へと連なる時間を自在に漂うことができそうな気がしてきます。
朝起きてから、夜眠るまでの間に、1回でもよいので、意識して空をながめてみませんか。空はいつでもそこにあるのに、外に居ても考え事をしていたり、足元の地面ばかりを見ていたり、部屋の中にずっと居たりすると、空の状態や移ろいを見逃しているかもしれません。
ご自身のペースで、呼吸を続けながら、空とゆっくり対話をしてみましょう。そして、その時のご自分の状態に意識を向けてみる。身体の感覚、考え、気持ちの状態をながめてみる。あるがままのご自身に気づき、優しく受け入れながら向き合っていきましょう。意識して空を眺める時に、思いもかけない光景や自分に出会うかもしれません。
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近所の路地。東京の街は「育った北海道の森と似ている」と語る建築家藤本壮介さんの言葉に深く頷く。特別なところに行かなくても、いつもの道、店や住宅が立ち並ぶふつうの道。守られている感覚がありながら、驚きに満ちている。
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黒川 由紀子

心理学者、臨床心理士。上智大学名誉教授、黒川由紀子老年学研究所所長。特に高齢者の心理臨床を専門とする。これまで医療機関や福祉施設等で認知症の人への心理療法を専門職やボランティアと共に行ってきた。現在回想法グループ、自分史年表講座、マインドフルネスの会、歌・音楽を楽しむ会等を運営している。年を重ねる豊かさを多世代で共有できたらよいと考えている。
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